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実行プランを決める 業界・環境から 製薬デジマナレッジ 【事例紹介】波及効果を狙ったWeb講演会 事前告知方法

波及効果を狙ったWeb講演会 事前告知方法 / MA(マーケティングオートメーション)、Veeva Approved Emailの事例紹介

テーマ医師ニーズを満たしたWeb講演会の実施方法とは?
検討フェーズ実行プランを決める 
記事公開日 2024.12.18
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DM白書ラボでは、Web講演会への医師ニーズを定性・定量データをもとに調査しています。本記事では、これまでDM白書ラボで明らかになったWeb講演会への医師の期待をもとに、具体的な実行プランをご紹介します。

背景・目的

DM白書ラボ独自調査と医師インタビューでは、Web講演会への期待事項として最も多かったものが、「視聴前にMRから講演会の関連情報がある」「講演前に前日や当日のお知らせメールなど、視聴忘れが起きにくいよう工夫がされている」※1であることが明らかになっています。そこで、実際に波及効果の高いWeb講演会の事前告知方法についてご紹介します。

目次

詳細

よくあるWeb講演会の事前告知方法とは

Web講演会の事前告知方法としては、以下がよく行われているのではないでしょうか。
1) オウンドサイト会員医師向け案内

  • ● Web講演会開催カレンダーメールの配信(月次)
  • ● 領域別・製品別メールマガジン内でのWeb講演会予定の告知

2) MRからの1to1メール許諾医師向け案内

  • ● MRからの特定Web講演会告知メールの配信

これらのメールには、開催予定のWeb講演会の演題や演者、開催日時に関する情報が掲載され、当日の視聴ページへのリンクが付いたものがほとんどですが、視聴ページにアクセスしても、メールに掲載されている情報以上の内容は得られない状況ではないでしょうか?
このような告知方法は、過去からなんとなく継続されてきた状況ではないかと思われますが、先ほど触れた”医師が最も期待する「講演会の関連情報の提供」”には該当しません。

MA(マーケティングオートメーション)、Web講演会告知メールテンプレート(Veeva)具体事例と成果

ここで我々MCI DIGITALがオウンドチャネル運用に携わらせていただいている製薬企業の取り組みをいくつかご紹介します。

事例1.オウンドサイト会員に向けたWeb講演会事前告知のMA(マーケティングオートメーション)キャンペーンメール

  • ● 概要:主要製品のWeb講演会の事前告知メールを、開催2週間前と開催当日の2回配信
  • ● 成果:対象製品のディテール動画視聴者数が本取り組み実施前より増加
事前告知メール 当日リマインドメール※2
配信タイミング 開催2週間前 開催当日
メール内容 ● Web講演会の概要情報
(開催日時、演題、演者等)
● 対象製品のディテール動画の紹介と動画視聴ページへのリンク
● Web講演会の概要情報
(開催日時、演題、演者等)
● Web講演会視聴ページへのリンク
ポイント ● メールタイトルは、Web講演会を告知する内容
● 事前告知メールには、Web講演会視聴ページへのリンクを掲載せず、予定演題と関連性のある対象製品のディテール動画を紹介

本取り組みにおける期待効果としては以下が考えられます。

  • ● メールタイトルを医師の関心度が高いWeb講演会の内容とすることでメール閲覧者を安定的に多く獲得できる
  • ● 事前告知メール本文からWeb講演会視聴ページへのリンクを外したことで、不要な遷移行動を遮断できる
  • ● 予定演題と関連する情報として、製品ディテール動画を紹介することで、医師の関心度に沿った形で、動画視聴に誘導できる
  • ● 肝心のWeb講演会視聴ページへのリンクは、2回目に配信される当日リマインドメールに設定されているため、Web講演会の視聴行動にも影響がない

また、こうした事前告知メールで案内された関連コンテンツを閲覧した医師の多くは、当日のWeb講演会の視聴に繋がっており、事前告知キャンペーンを実施した場合の平均視聴者数は、しない場合のそれと比べて、10%以上増加する結果となりました。

この要因としては、通常の告知方法に加えて、特定のWeb講演会にフォーカスした事前告知メールが届き、また講演前の関連情報の案内もあることから、普段以上に力の入った講演会ではないかとの期待感が閲覧された先生方の間で醸成されるからなのではないかと推察されますが、このあたりは今後の医師インタビューの中で明らかにしていきたいと思います。

因みに、事前告知メール内で案内するコンテンツは、実際に当日のWeb講演会の内容と関連性が高いに越したことはありませんが、ディテールコンテンツ群の企画制作をWeb講演会の企画内容に連動させて行うようなことは稀かと思います。むしろメール本文内での案内文で、いかに関連性をアピールできるかがこの取り組みの成功要因ではないかと思います。

  • ※2 当日リマインドメールの配信タイミングについては「忘れて視聴できない頻度の改善有無(リマインドメール送信タイミング)」(DM白書2023年冬号)をご参考ください。

事例2.製品ディテール動画のリンク付きWeb講演会告知メールテンプレート(Veeva Approved Email)

  • ● 概要:MRからのWeb講演会事前告知用として、製品ディテール動画のリンク付きWeb講演会告知メールテンプレートを使用
  • ● 成果:対象製品のディテール動画視聴者数が本取り組み実施前より増加
テンプレート内容 以下2つのリンク機能とそれらの案内文がプリセットされたテンプレートを用意
● 対象製品のディテール動画へのリンク(上)
● Web講演会視聴ページへのリンク(下)
ポイント ● メールタイトルもWeb講演会を告知する内容でテンプレートにプリセット
※MRはテンプレートを指定して送信するのみ
● テンプレート内の案内文で、対象製品のディテール動画は、予定演題と関連性のある内容として紹介

本取り組みにおける期待効果としては以下が考えられます。

  • ● メールタイトルで、医師の関心度が高いWeb講演会を告知する内容とすることでメール閲覧者を安定して多く獲得できる
  • ● 対象製品のディテール動画へのリンクをWeb講演会視聴ページへのリンクより上に配置したことで、不要な遷移行動を遮断できる
  • ● 予定演題との関連性がある動画としてディテール動画を紹介することで、医師の関心度に沿って誘導できる

まとめ:Web講演会をきっかけに薬剤情報の閲覧行動へ波及させるには

今回は、医師からの関心度の高いWeb講演会に対する医師の期待事項を理解したうえで、その期待に沿った形で、製品ディテール動画を案内している企業の事例をご紹介しました。

Web講演会の事前告知メールの内容を改めて確認いただくと、開催予定のWeb講演会の概要以上の内容が掲載されていない点に気づかれるかと思います。ですが、内容を充実させようにも、演者の先生方との調整や、講演スライドの準備状況との兼ね合いで実際にはなかなか難しいとの声をよくお聞きします。

ただ、事前告知メールは、Web講演会に高い関心を寄せる医師にとっても視聴スケジュール確保のため好意的に受け取っていただけるメールアクティビティーであり、同時に製薬企業にとっても薬剤情報を閲覧いただくきっかけを創出できる貴重な機会へと波及させることができます。
今回ご紹介した事例は、MAツールやVeeva Approved Emailでの実績ですが、各社で導入されているメールシステムでも同様の取り組みは可能です。Web講演会を軸に波及効果を狙った取り組みとして、今回の事例を参考にしていただければと思います。

(文:河南)

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