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医師が行っているWeb講演会視聴忘れ防止のためのコツは?【DLあり】

記事公開日 2025.02.05
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記事公開日 2025.02.05

DM白書ラボでは、Web講演会への医師ニーズを定性・定量データをもとに調査しています。今回は、医師がWeb講演会を見逃さないためにどのような対策を実施しているかの調査結果をご紹介します。

背景・目的

ラボ独自調査「医師が製薬企業のWeb講演会へ期待する対応」※1では、「講演前に前日や当日のお知らせメールなど、視聴忘れが起きにくいよう工夫がされている」を選んだ医師が多くいました。では一体どのような工夫を求めているのかを把握するために、医師が具体的に実施している対策を明らかにします。

※1「医師が製薬企業のWeb講演会へ期待する対応」(ラボ独自調査)

目次

詳細

前提条件

  • ● 設問「Web講演会を見逃さないためのコツ、教えてください!」(自由回答)の回答内容を集計※2

※2 調査期間:2024年6月20日~6月24日
調査方法:インターネット
有効サンプル数:医師381名
設問「Web講演会を見逃さないためのコツ、教えてください!」(自由回答)
回答コメント内に記載されている対策を抽出して1票として得票率を集計。
MCI調査パネルの会員登録情報にて「生年月」に記載がない医師を「年齢不明」と定義し集計から除外。
「なし」などの無効回答は集計から除外。
PCやスマートフォン・PHSなどの利用を「デジタル」、紙媒体や知人・家族などの利用を「アナログ」と定義。

結果サマリ 視聴忘れ対策としてデジタルのみを利用している医師が1位、デジタルとアナログの両方を利用している医師が2位

【年齢別】Web講演会の視聴忘れ防止のために利用しているツールの種類
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※本記事に掲載されている図表をすべてダウンロードしてご利用いただくことができます。

回答コメントの内容から、視聴忘れの対策を「デジタル」「アナログ」「デジタル・アナログ」「不明」に分類して集計したところ、デジタルのみを利用している医師が65.8%と最も多い結果となりました。また、ひとつの手段だけではなく、デジタルとアナログの両方を組み合わせて利用している医師も23.5%と、5人中1人以上であることがわかりました。
また、40歳以上の医師は、40歳以下の医師とくらべてアナログのみを利用している、デジタル・アナログの両方を組み合わせて利用している傾向が高いことがわかりました。

結果サマリ 「スケジュール・カレンダーに登録する」が1位、僅差で「アラームを設定する」が2位

【年齢別】Web講演会の視聴忘れ防止のために利用している対策
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実際にどのような対策をとっているかを集計したところ、「スケジュール・カレンダーに登録する」が1位、僅差で「アラームを設定する」が2位という結果になりました。また、アナログでは「メモする・付箋やチラシなどを貼る」といった昔ながらの方法を行っている医師もいることがわかりました。
事前案内メールを利用している医師は40歳以上の医師が多く、全体では26.5%でした。
回答コメントの内容で、もっとも多かったのは「Googleカレンダー」でした。カレンダーに登録したうえで、さらに開始直前にアラームを設定したり、手書きのメモをパソコンに貼ったりと、複数の対策を組み合わせて行っている医師もみられました。

医師コメント(抜粋)

Web講演会を見逃さないための対策について、医師からは以下のようなコメント(抜粋)がありました。コメント全文はダウンロードデータを確認ください。

  • ● 携帯のカレンダーに予定を入れておく。前日に翌日の予定を確認しておく。(一般内科/総合診療科)
  • ● Web講演会の予定をスマートフォンのカレンダーアプリに登録して忘れないようにしています。昼の講演会は忘れやすいのでアラーム設定しておくこともあります。(麻酔科)
  • ● 紙面に書いてパソコンに貼っておくというのが一番目につきやすく確実なように思います。パソコンを使う時はしょっちゅうその紙面を見ているわけですから、いやでもインプットされて、見逃さなくなると思います。(一般内科/総合診療科)

ダウンロード資料ではグラフや、見逃さないための対策についての記事掲載以外の医師コメントもご確認いただけます(年齢不明も含む)。

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考察

ラボ編集部からのコメント

今回の調査では、Web講演会を見逃さないために何かしらの対策を講じている医師が一定数いることがわかりました。
利用手段は様々ですが、その中で製薬企業側がサポートしやすいものには、事前案内メール(一括送信のメールマガジンや視聴予約のリマインドメールなど)やMRからの1to1メールを送ること、案内ページに各種オンラインカレンダー登録用のボタンを設定すること、PDFや紙媒体で案内資料をお渡しすることなどが考えられます。
まずは取り組み可能な範囲で医師の要望に沿うように、最適な案内方法を模索していくことが重要ではないでしょうか。

ダウンロード資料では、391名(主標榜診療科38種)の医師の回答コメントを掲載しています。医師の対策法や具体的な利用シーン、また、視聴に対する要望なども掲載していますのでぜひ参考にしてください。

※当社基準で掲載不可とした回答コメントは掲載しておりませんのでご了承ください。

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今後

今後明らかにしていくこと

次回は、医師が製薬企業に望む視聴忘れ防止対策についての調査結果をご紹介します。(25年4月公開予定)
(文:藤井)

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