インターネット講演会の案内のみが目的のリモート面談
「DM白書ラボ」では、DM白書本編に未収載のデータを提供しています。今回は、現在リモート面談を実施している医師に対して、MRとのリモート面談の内容が「インターネット講演会の案内だけ」だった場合にどう感じるかについて調査結果※1を解説します。
「DM白書2023年秋号」(n=5,094名)の回答を対象にしています。
結果サマリ
直近3か月間におけるリモート形式の面談実施経験がある医師※2に限定して集計したところ、「インターネット講演会の案内のみでも問題ない」という回答は26.4%のみという結果でした。
ラボ編集部からのコメント
弊社アドバイザー医師からも、「インターネット講演会の案内のみであればメールで十分である」、「数分で終わってしまうリモート面談は、MRに対して良くない印象を持ってしまうことがある」といった声があり、医師側もリモート面談前後の準備などに手間がかかる分、有益な情報が提供されないと不満に感じることもあるようです。
また、「MRからの情報提供により興味を持った薬剤について、さらに詳細な情報を確認できるインターネット講演会を案内される場合は視聴意欲が高まる」といった医師の声もあることから、インターネット講演会の案内を目的としたリモート面談を実施する場合には、関連した情報提供を交えて案内を行うことで、医師の不満要因を取り除きつつ医師の講演会に対する視聴意欲を高めることができるのではないでしょうか。
ダウンロードデータには施設形態ごとの集計結果も記載しています。
※1 設問は以下の通り。「製薬企業のMRとオンラインツール(ZoomやMicrosoft
Teamsなど)を利用した面談がインターネット講演会の案内だけだった場合、先生はどのように感じられますか。最も近いものを一つお選びください。」
※2 設問「2023年4月~6月末に「リモートコミュニケーション」を利用したことのある製薬企業と実施回数をお教えください。」において、いずれかの企業で1回以上利用したと回答した医師を「経験あり」と定義。
出典
●DM白書2023年秋号
調査期間:2023年7月26日~8月1日
調査方法:インターネット
有効サンプル数:医師5,094名
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