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リモート専任MRと面談したいと思うケース

記事公開日 2023.11.21
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記事公開日 2023.11.21

「DM白書ラボ」では、DM白書を更に深掘・分析したデータを提供しています。今回は、現状リモート面談を活用していない医師に対して、どのような内容・形式であればリモート面談のニーズがあるかを明らかにするために調査を行いました。具体的には、疾患領域や薬剤に特化した「リモート専任MR」からの情報提供について、どのような内容・形式であれば利用したいと思うかという設問について追加集計した結果※1を解説します。

「DM白書2023年秋号」(n=5,094名)の回答を対象にしています。

目次

前提条件

直近3か月間におけるリモート面談の利用経験が無い医師※2に限定して集計を行いました。

結果サマリと医師の声

リモート専任MRからの情報提供を利用したい内容・形式

リモート面談を利用しない医師が、どうしたらリモート面談を利用するか?という観点で、リモート面談の利用経験が無い医師に絞り込んで集計したところ、「専門領域の薬剤に関する詳細な情報提供」が27.9%と最も多く、次いで「非専門領域の薬剤について、短時間でポイントが押さえられる情報提供」が25%という結果でした。

実際に、現在リモート面談を利用しない医師にインタビューした際にも、「豊富な知識を持った専門MRから、15分程度の面談を通じて薬剤について網羅的な情報を入手できるのであれば、意義があるかもしれない」、「とくに専門外の薬剤について、自分にとって必要な情報を短時間で得られるなら検討する余地がある」といった声が挙がっています。

また、「どんな内容・形式であれ利用したいと思わない」と回答している医師は半数以下であることから、提供される情報などが医師のニーズに合致していればリモート面談が受け入れられる可能性があると考えられます。

専門領域別に見た場合の回答傾向の違い

リモート専任MRからの情報提供を利用したい内容・形式(専門領域別)

前述した「リモート専任MRからの情報提供を利用したい内容・形式」を、医師の専門領域別に集計したデータがこちらです。

代表的な疾患領域として4つピックアップしてご紹介しています。全領域のデータはダウンロードファイルをご確認ください。

医師全体でも上位2つに挙がっていた「専門領域の薬剤に関する詳細な情報提供」「非専門領域の薬剤について、短時間でポイントが押さえられる情報提供」は、専門領域別で見た場合でも2位までにランクインしました。統合失調症の専門医では、1位と2位が逆転しています。また、3番目に多い内容・形式については、がんと統合失調症の専門医では「専門領域において全国規模で著名な施設の薬剤処方状況」、リウマチの専門医では「慣れ親しんだ担当MRが同席している」、高血圧症の専門医では「領域・疾患を限定しない、薬剤の適応範囲の網羅的な情報提供」といった違いが出ています。

ラボ編集部からのコメント

医師の専門領域によって、リモート専任MRとの面談に対するニーズがやや異なることが分かりました。背景にある領域特有の事情を踏まえたうえで医師が求めている情報を提供することができれば、リモート面談を利用していない医師においてもリモート専任MRによる面談機会を作ることができると考えられます。

※1設問は以下の通り。「先生は特定の疾患領域や薬剤に特化した専任MRからのリモートでの情報提供について、どのような内容・形式であれば利用したいと思いますか。あてはまるものをすべてお選びください。」
※2設問「2023年4月~6月末に「リモートコミュニケーション」を利用したことのある製薬企業と実施回数をお教えください。」において、「該当企業はない」を選択した医師を「経験なし」と定義。

出典

●DM白書2023年秋号
調査期間:2023年7月26日~8月1日
調査方法:インターネット
有効サンプル数:医師5,094名

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