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検討フェーズまとめ 

【まとめ】情報提供以外の処方影響要素と、その影響を高めるためには?

記事公開日 2024.11.06
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記事公開日 2024.11.06

薬剤の処方決定において、製品プロファイルや患者ベネフィットが他剤より優れていることは重要ですが、その点だけで処方決定に至らない場合、どのような要素が処方に影響するのでしょうか?

また、処方影響力を高めるため、製薬企業として対応をすべきことはどのような点なのでしょうか?リサーチテーマ「情報提供以外の処方影響要素と、その影響を高めるためには?」では、この点について調査しました。

目次

1.新規処方時に影響する要素とその影響度を調査

薬剤を処方する際の最も重要な要素は「薬剤の有効性・安全性/薬剤プロファイル」であり、それ以外の要素はプラス要因、マイナス要因として処方影響度に関与することが、定量・定性調査により明らかになった。

2.プラス要因は、MR活動の影響度が高い

1を踏まえ、プラス要因・マイナス要因について定量調査を実施した。

医師インタビューを経て作成した処方モデル
パターン(1)既存薬からの切り替えを検討するに値する薬剤
新規処方を決定する各要因の影響度の平均値(MR面談有無別)
パターン(2)「既存薬のほうがよいと感じている」または、「使用していなかった」薬剤
新規処方を決定する各要因の影響度の平均値(MR面談有無別)

3.MR活動における期待事項と現状評価のギャップが大きいものを特定

MR活動の影響度が高いプラス要因について医師の期待事項と現状評価を定量化したところ、ギャップが大きかったのは以下3点であり、それぞれに対し解決のために必要なこと、参考にできる情報をまとめた。

(1) 「自身の専門や興味に合わせた情報提供」:MRを軸としたオムニチャネル展開が必要。

(2) 「治療や診療に関する相談」および「薬剤に関する相談」(以下、「相談対応」): MR、Webサイトを通じて医師が手軽に連絡できる環境の提供が期待されている。医師のニーズを満たす製薬企業ウェブサイトについては、新たなリサーチテーマで調査予定。

(3) 「副作用や製品回収が起きた際の対応」: 中外製薬様副作用情報提供の取り組み ~副作用DBツール~をご紹介

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