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DM白書「役立ち度」評価指標とその背景 -インターネットチャネル編1-

記事公開日 2024.03.13
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記事公開日 2024.03.13

取材年月:2023年12月

医師と考える白書データでは、DM白書で示された調査結果への理解を深めるため、医師にインタビューを行い、回答に至るまでの背景や回答結果を踏まえて、製薬会社としてどのような取り組みをするべきかを明らかにしていきます。

今回は、インターネットチャネルの「役立ち度」※1評価指標とその背景についてインタビューを行いました。

※1「役立ち度」は、医師が定期的に情報を入手している製薬企業の情報源(MR、インターネットなど)について、当該企業の情報がどの程度「処方判断に役に立っているか」を、0~10の11段階で評価いただいている指標です。こちらでも解説しています。

Y先生プロフィール ・施設形態:大学病院
・診療科:呼吸器内科/呼吸器悪性疾患専門
・年代:40代

目次

インターネットチャネル「役立ち度」採点結果

製薬企業が運営するWebサイト、インターネット講演会、医療系ポータルサイトで定期的に情報収集する製薬企業と、役立ち度および合格点は下図の通りでした。この結果を踏まえ、Y先生にお話を伺いました。

Y先生のインターネットチャネル役立ち度評価

製薬企業ウェブサイトへの「役立ち度」評価は、薬剤の公正な情報が掲載されているかどうかが基準

Y先生のインターネットチャネル役立ち度評価 製薬企業ウェブサイト

― 「製薬企業が運営する医療関係者向けウェブサイト」の採点理由を教えてください。また、加点や減点のポイントはありますか?

― 副作用情報が製薬企業のウェブサイトに載っている場合、公正な情報を載せているということで評価は上がりますか?

― 公正な情報を提供するという企業姿勢を評価する部分が大きいのでしょうか?

― 公正な情報を出している企業とそうでない企業とが同時に新薬を発売した場合には、やはり前者の薬剤を使用したいと思いますか?

― B製薬は、D製薬とのコ・プロモーション薬剤ですが、D製薬ではなくB製薬のウェブサイトを評価しているのはなぜでしょうか?

インターネット講演会への「役立ち度」評価は、処方の参考にできる医師の意見や症例選別についての情報が得られるかどうかが基準

Y先生のインターネットチャネル役立ち度評価 インターネット講演会

― 「インターネット講演会」の採点理由を教えてください。

― 加点や減点につながるポイントはありますか?

― インターネット講演会は、ほかのチャネルと比較すると点差がありますがなぜでしょうか?

― 薬剤への興味度合いが、役立ち度へ影響するということでしょうか?

医療系ポータルサイトへの「役立ち度」評価は、新しい情報が簡潔に得られるかどうかが基準

Y先生のインターネットチャネル役立ち度評価 医療系ポータルサイト

―「医療系ポータルサイト」の採点理由を教えてください。

― 加点や減点につながるポイントはありますか?

― 役立ち度が高いと、処方量が増えるということはありますか?

役立ち度の評価は、チャネルごと、評価時期、薬剤への興味度合いで変化

― これまでのお話から、先生はインターネット経由の情報収集において、製薬企業のウェブサイト、インターネット講演会、医療系ポータルサイトをそれぞれ使い分けていらっしゃるのかなと思いましたがいかがですか?

― 例えば、医療系ポータルサイトに掲載されているものと同じコンテンツが、製薬企業のウェブサイトに載っていた場合、役立ち度の評価は変わるのでしょうか?

― ここまで、普段処方されている薬剤の情報収集についてのお話が多かったのですが、新規採用の薬剤の場合どのような順番で情報収集されますか?

― なるほど。実際にこの情報収集を参考に処方に至った場合には、役立ち度は高評価になりますか?

― 今回は23年10月から12月の期間で評価をしていただきました。期間が異なると役立ち度の評価は変わりますか?

― 処方経験が豊富な薬剤と処方経験がないまたは少ない薬剤など、処方状況によって評価は変わりますか?

― インターネットチャネルからの情報で、処方影響のあったケースはありますか?

インターネットチャネルの役立ち度UPのために必要なこと

― インターネットチャネルは、どんな点があると役立ち度が上がると思いますか?

MR⇒インターネット講演会、医療系ポータルサイト⇒製薬ウェブサイトなどの、チャネル連携と役立ち度の相関

― 例えば、MRに案内されてインターネット講演会を視聴し、そのインターネット講演会の評価が高かった場合、役立ち度はMRとインターネット講演会どちらも高くなりますか?それともインターネット講演会だけが高くなるのでしょうか?

― 両方とも評価が上がるというのは、インターネットチャネル間でも同じでしょうか? 医療系ポータルサイトで情報を閲覧し、その後製薬企業のウェブサイトで詳しい情報を取得した場合は、どちらの役立ち度も上がりますか?

ラボ編集部からのコメント

製薬企業のウェブサイト、インターネット講演会、医療系ポータルサイトは、「インターネットチャネル」と一括りにされがちですが、Y先生のお話からうかがえたのは、各チャネルを異なる目的で利用しているという点です。

各チャネルの利用目的に合った情報提供を行うことが、役立ち度向上のための重要な要素と考えられ、同じ情報であっても、チャネルの利用目的に合致していれば役立ち度は高くなり、そうでなければ低くなるということもY先生の発言からうかがえました。

呼吸器悪性疾患を専門に見ておられるY先生の、チャネルごとの役立ち度の評価基準、加点・減点ポイントは以下です。

チャネル 役立ち度の評価基準
(チャネルに期待する情報)
加点ポイント 減点ポイント
製薬企業の
ウェブサイト
臨床試験の結果や有害事象対策などの公正な情報 情報の探しやすさ 情報の探しにくさ
恣意的と感じられる情報
インターネット
講演会
処方の参考にできる、オピニオンリーダーの講演や、薬剤使用方法やタイミングなどの具体的な情報 実臨床での薬剤使用に関する情報
演者の先生へ質疑応答
オンデマンド配信
宣伝色が強く恣意的
講演
研究や基礎医学に偏重した講演
医療系
ポータルサイト
新しい情報 簡潔にまとめられた情報 詳細な情報
情報量が多い内容

「DM白書ラボ」では、今後医師が各インターネットチャネルに期待する事項を定量調査し、役立ち度向上のために各チャネルでやるべきことを明らかにしていく予定です。

次回は、内科の開業医に同様のテーマで行ったインタビュー内容をご紹介します。

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