オウンドサイトでのMA・MSLによる情報提供の認知度・評価
MA・MSLによる情報提供の認知度
MCI DIGITALでは今年4月に実施したDM白書2024年夏号向けアンケートにおいて、製薬企業の医療関係者向けオウンドサイトでのMA部門やMSLによる情報提供に関する認知度を調査しました。
結果は、以下グラフの通り、MA・MSLの存在を認知している医師の71.5%が「オウンドサイトでの情報提供も知っている」と回答され、そのうち67.6%は実際に1社以上のサイトを閲覧したことがある状況で、弊社の予想を上回る結果でした。
オウンドサイトでのMA・MSLによる情報提供を知ったキッカケ
続いて、オウンドサイトでのMA・MSLによる情報提供を知ったキッカケについて確認したところ、下記データの通り、「MSLから案内を受けて知った」という回答が最も多かったのですが、実際に1社以上のサイトを閲覧した医師群では、その割合はサイトを閲覧していない層にくらべて1.5倍以上に増え、48.9%に上りました。
また、製薬企業ウェブサイトからのメールで知ったという回答も同様に、2倍以上に増え、24.7%に上りました。
弊社がオウンドメディアの支援をさせていただく企業でも、MSLがVeeva Approved
Emailを使用したサイトコンテンツのご案内や、オウンドサイトの会員医師に対するMA部企画のメールマガジンの配信をご支援するケースも増えてまいりましたので、そうしたメールチャネルを用いたプッシュ型の認知促進活動が有効であることが明らかになりました。
MA・MSLからのサイトでの情報提供と企業評価の関係
24年夏号の白書では、オウンドサイトでのMA・MSLによる情報提供について、企業ごとの利用状況や評価についても調査結果を掲載しています。この取り組みはここ数年で活発化してきた状況で、医師評価を見る限り、外資系企業が先行しておられる様子が確認いただけますので、ぜひご覧いただければと存じます。
総じて、そのようなオウンドサイトでの情報提供が与える企業評価への影響は、「とても影響すると思う」が20.3%、「影響すると思う」が61.1%とポジティブな回答が81.4%を占める結果となりました。
白書の納品物には、有益だと感じた情報についてのフリーコメント集もございますので、今後のコンテンツ展開の参考にしていたければ幸いです。
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