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医師が選ぶ「情報提供」で評価が上がった製薬企業、評価が下がった製薬企業ランキング【DLあり】

記事公開日 2025.09.09
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記事公開日 2025.09.09

コロナ禍を経て、製薬業界の情報提供スタイルは大きく変化しました。本記事では、「コロナ禍前後で、情報提供の観点で評価が大きく変わった製薬企業とその理由」の調査結果をご紹介します。

背景・目的

コロナ禍の影響で、MRが医師に情報を提供する機会が減少し、製薬企業の情報提供方法も変化しました。こうした環境の変化を境に、医師が製薬企業をどのように評価しているのか、その評価軸や理由に変化が生じていると考えられます。
今回は、「製薬企業の情報提供活動がその企業の評価にどのように影響するのか」を 調査した結果をご紹介します。

目次

詳細

調査概要

  • 以下設問の回答結果を集計。
    ● 設問「コロナ禍前後で、情報提供の観点で評価が大きく変わった製薬企業とその理由(評価が上がった理由、または下がった理由)を教えてください」(自由回答)

● 集計条件
「該当なし 」などの無効回答は除外。
製薬企業の社名を挙げていない回答は除外
・調査期間:2025年4月9日~5月21日
・調査方法:インターネット
・有効サンプル数:医師147名

情報提供において最も評価が上がった製薬企業1位は「ファイザー」

コロナ禍前後で情報提供の観点で評価が上がった製薬企業 TOP5
記事内の図表をダウンロード

※本記事に掲載されている図表をすべてダウンロードしてご利用いただくことができます。

情報提供の観点で 評価が上がった製薬企業1位は「ファイザー」でした。2位は「アストラゼネカ」、3位は同率で「モデルナ」と「中外製薬」という結果でした。1位の「ファイザー」は、2位の「アストラゼネカ」に比べて得票率が3倍以上でした。
なお、評価が下がった企業とその理由についてはダウンロード資料にてご確認ください。

<回答コメントのあった製薬企業40社>
旭化成ファーマ/アステラス製薬/アストラゼネカ/アッヴィ/アムジェン/ヴィアトリス製薬/エーザイ/MSD/大塚製薬/小野薬品工業/科研製薬/キッセイ薬品工業/杏林製薬/協和キリン/ギリアド・サイエンシズ/グラクソ・スミスクライン/サノフィ/塩野義製薬/第一三共/大鵬薬品工業/武田薬品工業/田辺三菱製薬/中外製薬/ツムラ/帝人ファーマ/鳥居薬品/日本イーライリリー/日本新薬/日本ベーリンガーインゲルハイム/ノバルティスファーマ/バイエル薬品/バクスター/久光製薬/ファイザー/ブリストル・マイヤーズスクイブ/ムンディファーマ/MeijiSeikaファルマ/モデルナ/ヤンセンファーマ/ユーシービージャパン

情報提供の観点で「評価が上がった理由」 として「定期的な情報提供」が評価

コロナ禍前後で情報提供の観点で評価が上がった製薬企業とその理由についての医師コメント(抜粋)をご紹介します。医師コメント(全147件)はダウンロードデータを確認ください。

・ 製薬企業名:ファイザー
・ 情報提供の観点で、評価が上がった理由:
コロナ禍において、迅速かつ正確な情報提供体制を確立し、医療現場に必要なデータを積極的に発信。専門家向け資材の充実やウェビナー開催により、医療従事者の信頼を大きく高めた。

  • 国公立病院 呼吸器内科 30代

・ 製薬企業名:アストラゼネカ
・ 評価が上がった理由/評価が下がった理由:ちゃんとルールを守るし、突撃訪問をせず、ちゃんと約束をとる。話す内容も簡潔で、ウェブなどの面会をとてもすすめてきて、好感を持てる

  • その他の病院(国公立以外の病院) 呼吸器内科 40代

モデルナ社:恥ずかしながら、コロナ禍前は名前を存じ上げていなかったが、スパイクバックスとその情報提供で名前を知った。Web媒体を通じた、RNAワクチンの情報提供を継続いただき、勉強となるコンテンツを視聴することが出来た。

  • 国公立病院 代謝・内分泌・糖尿病 30代

・ 製薬企業名:中外製薬
・ 評価が上がった理由:
オンライン下でも臨床的に有用な情報を要点だけ的確に提供してくれた。不要な面談や売り込み感がなく、忙しい現場でも負担がなかった。Web講演会やオンライン資料提供の質が高く、臨床現場に即した情報発信だった。専門医向けの内容も多く、信頼性があった。

  • その他の病院(国公立以外の病院) 一般内科/総合診療科 30代

中外製薬。評価が上がった。リアルワールドデータ(RWD)と呼ばれる電子カルテやレセプトから得られる実臨床データを積極的に利用、活用している。レセプト等のRWDと連携し、提供する情報の質が高まっている

  • 大学病院 産婦人科 40代

武田の評価が上がりました。コロナの間は原則MRさんの訪問は原則禁止でした。コロナ禍の後はあまり来ない会社が多い中、いち早く病院への訪問が始まり、薬の説明会の院内での実施もあって、熱心な営業姿勢でした。

  • 国公立病院 一般内科/総合診療科 (年齢不明)

旭化成ファーマさんは、コロナ禍前後で、大きく変わらなかったことが良いことだと思いました。どんな事があっても、ぶれないで情報提供を行っていく事が信用を得られると思います。当然、接触を控えて、 こちらの状況をよく考えながらも必要な情報提供はしっかりと行っていただけたと思います。

  • 国公立病院 一般内科/総合診療科 60代

・ 製薬企業名:ノバルティスファーマ
・ 情報提供の観点で、評価が上がった理由/評価が下がった理由:こちらからの問い合わせに迅速かつ的確に返答してくれた。WEB面談の提案時期や回数などが適切であった。

  • 国公立病院 乳腺・内分泌・甲状腺外科 (年齢不明)

ダウンロード資料では記事掲載以外の評価が上がった理由に加えて、評価が下がった理由 の医師コメントもご確認いただけます(全147コメント)。

記事内の図表をダウンロード

※本記事に掲載されている図表をすべてダウンロードしてご利用いただくことができます。

ダウンロード資料サンプル

<回答コメントのあった製薬企業40社>
旭化成ファーマ/アステラス製薬/アストラゼネカ/アッヴィ/アムジェン/ヴィアトリス製薬/エーザイ/MSD/大塚製薬/小野薬品工業/科研製薬/キッセイ薬品工業/杏林製薬/協和キリン/ギリアド・サイエンシズ/グラクソ・スミスクライン/サノフィ/塩野義製薬/第一三共/大鵬薬品工業/武田薬品工業/田辺三菱製薬/中外製薬/ツムラ/帝人ファーマ/鳥居薬品/日本イーライリリー/日本新薬/日本ベーリンガーインゲルハイム/ノバルティスファーマ/バイエル薬品/バクスター/久光製薬/ファイザー/ブリストル・マイヤーズスクイブ/ムンディファーマ/MeijiSeikaファルマ/モデルナ/ヤンセンファーマ/ユーシービージャパン

※当社基準で掲載不可とした回答コメントは掲載しておりませんのでご了承ください。

評価が上がった理由で最も多かったのは「定期的な情報提供」

情報提供の観点で評価が上がった理由を分類し、集計しました。

情報提供の観点で評価が上がった理由

ダウンロード資料では、「評価が上がった理由、下がった理由」の医師コメント(147名)を掲載しています。ぜひご覧ください。
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記事内の図表をダウンロード

※本記事に掲載されている図表をすべてダウンロードしてご利用いただくことができます。

情報提供の観点で評価が上がった理由として最も多かったのは「定期的な情報提供」でした。次いで多かったのは「情報提供の質」でした。また、設問には“情報提供の観点から”という文言を記載しているものの、新薬やワクチンの早期開発を評価するコメントも寄せられました。

考察

ラボ編集部からのコメント

医師が評価する情報提供活動として、タイムリーかつ継続的な発信や、リアルワールドデータなどの質の高い情報提供が挙げられました。
一方、評価が下がった理由として多く挙げられたのは、MR訪問頻度の減少です。MR訪問を希望する医師が一定数存在することを考慮し、MR訪問とデジタルチャネルを組み合わせ、各チャネルを活用することが医師からの評価向上につながるでしょう。

(文:中嶋)
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