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記事情報
製薬企業オウンドサイトで会員登録に納得できる理由は?【DLあり】
オムニチャネル推進の要としてオウンドサイトを位置付けている製薬企業も多いのではないでしょうか。その一方で、「m3のほうが見やすい」「製薬企業のサイトは見づらい」といった、製薬オウンドサイトへの不満の声は多く聞かれます。
本調査では、医師のオウンドサイト利用のハードルである「会員登録」に着目し調査を行いました。
- ※本記事内の図表のダウンロードおよび、医師の施設形態、診療科などでデータ分析可能な「データ分析機能」が利用できます。
目次
調査の背景と目的
DM白書ラボの調査では、製薬企業サイトが使いづらい理由として、「会員登録、ログインが手間」が最も多く選択されました※1。そこで、「会員登録が必要な理由に納得できれば、登録やログインへの不満は生まれないのか」について調査をしました。
調査概要
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● 設問
「製薬企業サイトの会員登録理由について、先生が『会員登録が必要だ』と納得できるものをすべてお選びください」の回答内容を集計
‐薬機法などの関連法規や規制により、医療従事者のみに情報提供していることを担保するため
‐コンテンツ監修医との取り決めにより、医療従事者のみに情報提供していることを担保するため
‐論文許諾など、著作権上の理由により、公開範囲を制限する必要があるため
‐薬剤の安全性情報や供給状況などの重要なお知らせを、適切にメールで案内するため
‐先生の専門領域や関心に合わせた情報提供を行うため
‐医療従事者の求めに応じた場合のみ提供可能な情報を提供するため
‐WEB講演会の視聴登録や開催情報を案内するため
‐エリア限定のWEB講演会の視聴登録や開催情報を適切に案内するため
‐薬剤に関する問合せや相談が、医療従事者からのものであることを担保するため
‐担当MRとのやり取りを、Webサイト上で可能にするため
‐その他
‐いずれの理由でも会員登録は不要だと思う
‐わからない/どちらともいえない
● 集計条件
‐MCI調査パネルの会員登録情報にて「勤務先施設形態」が「大学病院」「国公立病院」「その他の病院(国公立以外の病院)」「医院・診療所・クリニック」を対象とし、「勤務先施設形態」が「介護老人福祉施設・介護老人保健施設」「その他」は除外。
● 調査期間:2025年9月19日~9月29日
● 調査方法:インターネット
● 有効サンプル数:医師1,342名
最も納得できる会員登録理由は法規制遵守
医師1,342名を対象とした調査の結果、製薬企業オウンドサイトの会員登録に納得できる理由として、最も多く選ばれたのは「薬機法などの関連法規や規制により、医療従事者のみに情報提供していることを担保するため」で47.7% (640名)です。次いで「コンテンツ監修医との取り決めにより、医療従事者のみに情報提供していることを担保するため」30.8% (413名)、「論文許諾など、著作権上の理由により、公開範囲を制限する必要があるため」26.2% (352名)です。
施設形態別での差は認められず
施設形態別に見ると、大学病院では「薬機法などの関連法規や規制」が54.6% (136名)で最多となり、「コンテンツ監修医との取り決め」34.5% (86名)、「論文許諾など、著作権上の理由」36.6% (91名)です。その他の病院(国公立以外の病院)、診療所・クリニックでも同様です。
国公立病院では「薬機法などの関連法規や規制」が50.8% (332名)、「論文許諾など、著作権上の理由」30.5% (200名)、「コンテンツ監修医との取り決め」28.0% (183名)です。
産科/産婦人科、皮膚科で高いWEB講演会の視聴登録
眼科、産科/産婦人科、皮膚科、精神科の集計結果です。
すべての診療科で「法規制遵守」が最上位を占めていますが、眼科では63.8% (30名)と特に高い結果でした。
産科/産婦人科、皮膚科では「法規制遵守」に次いで「Web講演会の視聴登録」がそれぞれ28.0%(7名)、29.0%(9名)でした。
精神科では「法規制遵守」に次いで「専門領域や関心に合わせた情報提供」が25.3%(21名)でした。また、「いずれの理由でも会員登録は不要だと思う」は22.9%(19名)と他科より高い結果となりました。
詳細はデータ分析機能でご確認ください。抽出したデータの保存も可能です。
会員登録が必要な理由を簡潔に説明:ラボ編集部からのコメント
今回の調査では、医師が製薬企業オウンドサイトへの会員登録に納得できる理由として、「法規制遵守の正当性」「情報の質の担保」「著作権保護」という、情報提供する企業側の正当な理由が上位を占めました。
会員登録の理由をきちんと説明することで、会員登録における医師の心理的ハードルは下がる可能性があります。
その際には、盲目的に細かな規約を提示するだけではなく、会員登録理由のわかりやすさへの配慮、登録後のベネフィットの提示など、医師のUXに配慮する必要があります。
※本記事内の図表のダウンロードおよび、医師の施設形態、診療科などでデータ分析可能な「データ分析機能」が利用できます。
(文:雨宮、集計:藤井)



