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MRに提示されると評価が高まる、「あらかじめ用意しているスライド以外の情報」【DLあり】

記事公開日 2024.08.21
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記事公開日 2024.08.21

「DM白書ラボ」では、リサーチテーマ「医師ニーズを満たしたタブレットディテールの実施方法とは?」について、医師インタビュー、DM白書調査を通し調査しています。

これまでの調査では、MRがタブレット端末を使用して情報提供する際に、あらかじめMRが用意しているスライド以外の情報を、先生の質問に応じて迅速に提供された経験があるかどうかについては、「よくある」または「ときどきある」と回答した医師は52.3%であり、そのうちの80%以上の医師が、そのような体験をすることでMRの「評価は高まる」または「評価はやや高まる」と回答しています。

では、具体的にどのような情報を提供できると、医師の高評価につながるのでしょうか。今回は、この点についてDM白書ラボ独自調査を行った結果をご紹介します。

目次

前提条件

・設問 「MRが面談用に準備していたスライド以外で、先生の質問や要望に対し、その場で迅速に提供されて有益だった情報をすべて選択ください」回答を集計(複数選択可)※1
・勤務先施設形態「大学病院」「国公立病院」「その他の病院(国公立以外の病院)」「医院・診療所・クリニック」に所属している医師※2を集計
・年齢が不明の医師※3は除外し集計

  • ※1 調査期間:2024年3月21日~3月22日
    調査方法:インターネット
    有効サンプル数:MCI調査パネル医師887名
    設問 「MRが面談用に準備していたスライド以外で、先生の質問や要望に対し、その場で迅速に提供されて有益だった情報をすべて選択ください(複数選択可)」、選択肢は以下から回答
    ‐ 「同系統の他剤の情報」
    ‐ 「他施設での処方状況」
    ‐ 「他の医師の処方感に関する意見・感想」
    ‐ 「実臨床上の疑問の回答(投与量、タイミングなど)」
    ‐ 「自身の研究テーマに関する最新論文」
    ‐ 「薬剤に関する試験データ」
    ‐ 「薬剤に関する最新論文」
    ‐ 「ガイドラインの更新情報」
    ‐ 「関連する直近の講演会の開催情報」
    ‐ 「副作用の詳細な情報」
    ‐ 「自施設の地域での、希少疾患における症例報告数」
    ‐ 「有益と感じたものはあるが、上記にはない」
    ‐ 「MRが、あらかじめ用意しているスライド以外の情報を、先生の質問に応じて迅速に提供した経験はない」
    ‐ 「タブレットでの情報提供を受けていない」
  • ※2 MCI調査パネルの会員登録情報にて「勤務先施設形態」が「大学病院」「国公立病院」「その他の病院(国公立以外の病院)」「医院・診療所・クリニック」を対象とし、「勤務先施設形態」が「介護老人福祉施設・介護老人保健施設」「その他」は除外。
  • ※3 MCI調査パネルの会員登録情報にて「生年月」に記載がない医師を「年齢不明」と定義。

MRに、あらかじめ用意していたスライド以外で有益な情報提供を受けたことがあるか

MRに、あらかじめ用意していたスライド以外で有益な情報提供を受けたことがあるか(勤務先施設形態別)

あらかじめ用意していたスライド以外で有益な情報提供を受けたことがある、と回答があったのは約8割で、特に大学病院所属の医師が9割近い回答となりました。

結果サマリ MRに提示されると評価が高まる、あらかじめ用意しているスライド以外の情報

MRに提示されると評価が高まる、あらかじめ用意しているスライド以外の情報(勤務先施設形態別)

「MRが面談用に準備していたスライド以外で、先生の質問や要望に対し、その場で迅速に提供されて有益だった情報」は、「薬剤の効果・安全性/ガイドライン」「実臨床/処方」に関する情報が高い結果となりました。

回答別では「同系統の他剤の情報」「ガイドラインの更新情報」が高く、次いで「他施設での処方状況」となっています。

また、勤務形態別にみると、大学病院では「他施設での処方状況」、診療所・クリニックでは「ガイドラインの更新情報」が高い結果となりました。

ダウンロード資料では、記事掲載のデータのほか、年代別での集計もご確認いただけます。

ラボ編集部からのコメント

「MRが面談用に準備していたスライド以外で、先生の質問や要望に対し、その場で迅速に提供されて有益だった情報」は、同系統の他剤の情報やガイドラインの更新情報といった「薬剤の効果・安全性/ガイドライン」や、他施設での処方状況や実臨床上の疑問の回答(投与量・タイミングなど)などの「実臨床/処方」に関する情報が、高い結果となりました。

一方で医師インタビューでは、「質問に回答することができないMRがいる」「PDFを何ページも遡ってデータを探す」※4といった声も挙がっています。医師から質問を受ける可能性が高い情報について、あらかじめタブレットで即座に提示できる体制を整えておく必要があると考えられます。

DM白書ラボでは、今後、医師のニーズに合わせたタブレットディテールの具体的なプランをご紹介していく予定です。

また、本記事の続報として、調査時に得られた診療科別の医師のコメントを公開しています。合わせてご覧ください。

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