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医師が好きな製薬企業ランキングTOP10とその理由(2025年)【DLあり】

記事公開日 2025.10.31
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記事公開日 2025.10.31

DM白書ラボでは、独自の調査データを提供しています。今回は、医師がどの製薬企業を好ましいと考えているか、またその理由についての再調査結果をご紹介します。

背景・目的

昨年、白書ラボ会員に好評だった「医師が好きな製薬企業」に関する調査※1から1年が経過しましたので、2025年版として再調査を実施しました。医師の生の声が確認できるダウンロードデータも合わせて、ぜひご覧ください。

目次

詳細

調査概要

  • ●調査期間:2025年8月21日~8月25日
  • ●調査方法:インターネット
  • ●有効サンプル数:医師229名
  • ●設問 「先生が一番好きな製薬企業と、その企業が好きな理由、エピソードを教えてください。」(自由回答)
    回答コメント内に記載されている好きな製薬企業名と好きな理由を抽出して1票として得票率を集計。
    ひとつの回答コメント内で複数の製薬企業名もしくは理由を記載している場合は、各企業もしくは各理由で1票を按分して集計。

2年連続で1位は「武田薬品工業」、昨年4位の「ツムラ」が2位に上昇

医師が好きな製薬企業ランキングTOP10(2025年)

※本記事に掲載されている図表のすべてと、回答のあった全53社のランキング、医師208名(主標榜診療科36種)のコメントをダウンロードしてご利用いただくことができます。

調査の結果、2年連続で1位は「武田薬品工業」となりました。2位には昨年4位だった「ツムラ」が順位を上げ、3位は変わらず「大塚製薬」という結果になりました。
上位6社までは順位の上下はあるものの、2024年と同じ企業がランクインしました。

<医師の回答コメントより抜粋>

  • ● 私が一番好きな製薬企業は武田薬品です。なぜなら、患者さん本位の研究開発姿勢に感銘を受けたからです。以前、研修で社員の方と交流した際に「一つの薬が患者さんの人生を変える」と熱く語られており、研究の裏に強い使命感があることを知りました。その経験から、私も人々の健康を支える医療に貢献したいと思うようになりました。(大学病院 外科 40代)
  • ● 大塚製薬です。日本の医療事情に沿った医薬品の製造や、MRさんたちの医師側に寄り添う姿勢などが特に目立っていると思いました。自分の専門領域で特に色々な薬でお世話になったことも好印象である一因であるように感じています。(大学病院 脳神経外科)
  • ● 一番好きな製薬会社は中外製薬です。自社製品に関わらず知識が豊富なMRがいて、何度も教えてもらうことができ、実臨床に役立ちました。特に遺伝子検索についての知識や経験が豊富なのでとても助かりました。今後も一緒に仕事をしたいと思います。(国公立病院 呼吸器外科 50代)

※コメント全文はダウンロードデータをご確認ください。

<回答コメントのあった製薬企業53社>

旭化成ファーマ/アステラス製薬/アストラゼネカ/アッヴィ/アムジェン/あゆみ製薬/EAファーマ/ヴィアトリス製薬/エーザイ/MSD/大塚製薬/小野薬品工業/科研製薬/キッセイ薬品工業/杏林製薬/協和キリン/グラクソ・スミスクライン/興和/サノフィ/参天製薬/JCRファーマ/塩野義製薬/住友ファーマ/ゼリア新薬工業/千寿製薬/第一三共/大正製薬/大鵬薬品工業/武田薬品工業/田辺三菱製薬/中外製薬/ツムラ/帝人ファーマ/日本イーライリリー/日本新薬/日本ベーリンガーインゲルハイム/ノバルティス ファーマ/ノボ ノルディスク ファーマ/バイエル薬品/バイオジェン/久光製薬/ファイザー/フェリング・ファーマ/ブリストル・マイヤーズ スクイブ/丸石製薬/マルホ/Meiji Seika ファルマ/メルクバイオファーマ/持田製薬/ヤンセンファーマ/ユーシービージャパン/リジェネロン・ジャパン/ロシュ・ダイアグノスティックス

好きな製薬企業を選ぶ理由は、2025年も「MR」が1位

好きな製薬企業として選んだ理由(2025年)

医師の回答コメントを「MR」「企業」「製品」に分類して集計した結果、2024年に続き「MR」が1位となりました。昨年度と同様に半数以上の医師が「MR」について言及しており、製薬企業におけるMRの重要性が継続して認識されています。

デジタル活用が進展する中でも、医師との直接的なコミュニケーションを担うMRの価値は依然として高く評価されていることがわかります。

企業別でも選ばれる理由は「MR」が上位

好きな製薬企業TOP5における、好きな製薬企業として選んだ理由(2025年)

※本記事に掲載されている図表のすべてと、回答のあった全53社のランキング、医師208名(主標榜診療科36種)のコメントをダウンロードしてご利用いただけます。

好きな製薬企業の上位5社について、選んだ理由を集計すると、どの企業についても「MR」が選択理由の大部分を占めています。
2024年と比較すると、大塚製薬ではMRの評価が上昇しましたが、昨年は7割近くが「MR」だった企業が今年は50%台となり、「企業」や「製品」の比重が上がっている傾向が見られました。これは、MRの質的向上に加えて、企業姿勢や製品力への関心も高まっていることを示唆しています。

回答コメントの頻出単語は、昨年に引き続き「MR」「企業」「薬」が上位

回答コメントでの頻出単語(名詞)TOP30(2025年)

ユーザーローカルAIテキストマイニングによる分析( https://textmining.userlocal.jp/ )

医師の回答コメントにおける頻出単語を分析した結果、「MR」「企業」「薬」が上位を占めました。 2025年の医師コメントでは、「情報提供」や「勉強会」に関する言及が増加しています。

考察

ラボ編集部からのコメント

今回の調査でも、担当MRから受ける印象がその企業の好感度に繋がっていることがわかりました。
情報提供に関する「学術的な質問に迅速かつ誠実に対応してくださる」や「必要な情報を簡潔に伝えてくれた」といったコメントをはじめ、「MRさんたちの医師側に寄り添う姿勢」や「現場を支える誠実な姿勢」といった医療従事者に対する姿勢についてのコメントも寄せられました。また、「皆様真摯に対応くださる印象で好感を持っています」や「どの方も勉強熱心で親切」といった、担当者が交代しても好印象が続いていることへのコメントもありました。
優れた医薬品の提供はもちろんのこと、MRの果たす役割も依然として重要であると考えられます。

記事内の図表・ランキング・医師コメントをダウンロード

ダウンロード資料では、回答のあった全53社のランキングと、医師208名(主標榜診療科36種)の回答コメントを掲載していますのでぜひ参考にしてください。

※当社基準で掲載不可とした回答コメントは掲載しておりませんのでご了承ください。

(文:藤井)

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