疾患啓発(DTC)サイト アクセスレポート 自己免疫疾患系(2025年2月~2025年4月)
疾患啓発サイト(以下、DTCサイト)は製薬企業にとって、患者との関係構築や情報提供、データ収集、ブランドイメージの向上などで重要な役割を果たします。
DM白書ラボではこれまで医療従事者向けオウンドサイト、メディカル・アフェアーズサイトについて定期レポートを公開しています。
本レポートでは、DTCサイトが多く、MCI DIGITALへのご相談も多い自己免疫疾患領域の患者向けサイトに焦点を当て、ユーザー数、PV数、滞在時間、直帰率をレポート※1 します。今回の調査対象期間は2025年2月1日から2025年4月30日です。
- ※1 本レポートは、株式会社ヴァリューズが提供するツール「Dockpit」のデータをもとに作成しています。
本レポートの対象サイトは以下です。
目次
DTCサイト(自己免疫疾患系)ユーザー数ランキング(2025年2月~2025年4月)
DTCサイト(自己免疫疾患系)ユーザー数※2ランキング上位3位は、ヤンセンファーマ「乾癬ネット」、中外製薬「おしえてリウマチ」、ファイザー「リウマチe-ネット」でした。
- ※2 集計対象期間内に対象サイトへ訪問したユニークユーザー数
DTCサイト(自己免疫疾患系)PV数ランキング(2025年2月~2025年4月)
DTCサイト(自己免疫疾患系)PV数※3ランキング上位3位は、中外製薬「おしえてリウマチ」、ヤンセンファーマ「乾癬ネット」、アムジェン「乾癬の専門情報サイト 乾癬パートナーズ」でした。
- ※3 閲覧されたページ数の推計値
DTCサイト(自己免疫疾患系)滞在時間ランキング(2025年2月~2025年4月)
DTCサイト(自己免疫疾患系)滞在時間※4上位3位は、アレクシオンファーマ「MG Source|MG(重症筋無力症)」、ベーリンガーインゲルハイム「わかる、つながる、強皮症」、グラクソ・スミスクライン「with-SLE」でした。
- ※4 1セッション(1回の訪問)あたりの滞在時間の平均値。セッション数はサイトへの訪問回数の推計値。サイト閲覧時に30分以上経過、またはページ遷移の際、当該サイト以外のサイトを介したりする場合には別のセッションとしてカウントされます。
DTCサイト(自己免疫疾患系)直帰率ランキング(2025年2月~2025年4月)
直帰率※5の低いDTCサイト 自己免疫疾患系上位3位は、アムジェン「乾癬の専門情報サイト 乾癬パートナーズ」、アレクシオンファーマ「MG Source|MG(重症筋無力症)」、田辺三菱製薬「ベーチェット病 navi」でした。
- ※5 直帰数/セッション数。直帰数は閲覧開始ページだけを閲覧し、他ページへ遷移せずサイトを離脱したセッション数。セッション数はサイトへの訪問回数の推計値。
MCI DIGITALでは、製薬企業の オウンドメディア構築・運用支援 を行っています。本記事でご紹介しているデータを活用した貴社サイトの診断・競合他社調査を通し、貴社ご要望、環境に合わせたご提案・ご支援が可能ですのでお気軽にご相談ください。
なお、DTCサイトの他領域へのリクエストがあればぜひ 記事アンケート よりお寄せください。
次回のレポートは25年9月以降を予定しています。
(文:中嶋)
●レポート作成に利用したツール
本レポートは、株式会社ヴァリューズが提供するツール「Dockpit」のデータをもとに作成しています。
「Dockpit」は、国内最大規模250万人のWeb行動ログデータから競合調査、業界分析、トレンド把握が可能なマーケティングツールです。
「Dockpit」の特徴は、ユーザーのリアルな行動データが取得可能な点です。Web行動ログデータは、スマートフォンやPCなどのデバイスから、Webサイトやアプリへのアクセス、検索、広告への接触、SNSの利用など、さまざまなユーザーの行動をもとに算出されています。そのため、よりリアルで信頼性の高いデータをもとに分析を行うことができます。
なお、「Dockpit」のデータは推計値のため、本レポートに活用するデータは実際の測定数値と乖離する場合があります。 業界内でのおおまかな参考値としてご参照ください。