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記事情報
MR未リーチ医師の疾患・薬剤情報収集先は?:医師ニーズに応えるデジタルマーケティング戦略
MR未リーチ医師はどのように疾患・薬剤情報を入手しているのでしょうか。MRから定期的な情報提供を受けている医師との情報入手先の比較を通して、より効果的なオウンドサイト活用やコンテンツ戦略のヒントを探ります。
これまでインタビューや白書データをもとにMR未リーチ医師の情報収集についてまとめてきました。本記事では、25年白書秋号(MR未リーチ医師1,026名を含む5,145名の医師を対象に調査)データをもとに、深堀り分析を行います。
目次
調査概要と集計方法
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● 設問 1
「2025年4月~6月末で、情報収集をした薬剤の情報入手先について、あてはまるものをすべてお選びください。」(MA)
・MR(面談・電話)
・MR(メール)
・インターネットサイト(メール含む)
・講演会(インターネット視聴)
・講演会(現地参加)
・製品説明会
・学会(学会誌、学会場における企業ブース、学会共催セミナー含む)
・医療系雑誌・新聞
・先輩・医師仲間
・その他
● 設問 2
「2025年4月~6月末で、情報収集をした薬剤の情報入手先について、処方行動を変える決め手となった情報入手先を1つお選びください。」(SAマトリクス:薬剤ごとに情報入手先を1つ選択)
・MR(面談・電話)
・MR(メール)
・インターネットサイト(メール含む)
・講演会(インターネット視聴)
・講演会(現地参加)
・製品説明会
・学会(学会誌、学会場における企業ブース、学会共催セミナー含む)
・医療系雑誌・新聞
・先輩・医師仲間
・その他
● 設問 3
「前問で「インターネットサイト」と回答された薬剤についてお伺いします。処方行動を変える最終確認のために閲覧した「インターネットサイト」を1つお選びください。」(SAマトリクス:薬剤ごとに「インターネットサイト」を1つ選択)
・製薬企業の医療関係者向けウェブサイト
・m3.com(エムスリー)
・MedPeer(メドピア)
・CareNet.com(ケアネット)
・日経メディカルOnline
・MedicalTribune(メディカルトリビューン)
・その他の医療情報専門ウェブサイト
・SNS(Facebook、X(旧Twitter)、LINEなど)
・その他
● 設問 4
「先生が疾患・薬剤情報を得る際に活用する媒体をお教えください。活用する媒体全体を100%としたとき、それぞれの項目の占める比率をお教えください。」(NA)
● 設問 5
「各会合の参加状況についてお教えください。」(NA)
● 集計条件
設問1でMR(面談・電話)、MR(メール)に回答がない医師を「MR未リーチ」、それ以外を「MRリーチあり」として集計。
● 調査期間:2025年7月15日~7月28日
● 調査方法:インターネット
● 有効サンプル数:医師5,145名
MR未リーチ医師の疾患・薬剤情報入手先上位はインターネットと先輩・医師仲間
MR未リーチ医師の疾患・薬剤情報入手先で最も多かったのはインターネットサイト(製薬企業ウェブサイト、医療系ポータルサイト、メール含む)40.0%、次いで講演会(インターネット視聴)16.4%、先輩・医師仲間10.7%でした。一方、MRから定期的な情報提供を受けている(MRリーチあり)医師では、インターネットサイト(製薬企業ウェブサイト、医療系ポータルサイト、メール含む)22.7%、MRからの説明(面談、電話)21.4%、講演会(インターネット視聴)13.3%の順でした。
講演会等への参加はインターネット視聴がメイン
講演会等への参加について半年間における回数で調査したところ、MR未リーチ医師は講演会(インターネット視聴)22.8回、次いで製品説明会1.8回、学会(学会場における企業ブース、学会共催セミナー含む)0.9回でした。MRリーチあり医師では講演会(インターネット視聴)23.9回、次いで、製品説明会5.9回、講演会(現地参加)2.4回の順でした。
処方行動の決め手はインターネットからの情報
処方行動を変える決め手となった情報入手先は、MR未リーチ医師はインターネットサイト(メール含む)50.2%、講演会(インターネット視聴)18.1%、先輩・医師仲間5.7%、対して、MRリーチあり医師ではMR(面談・電話)38.0%、インターネットサイト(メール含む)21.3%、講演会(インターネット視聴)16.5%でした。
MR未リーチ医師の1位インターネットサイト(メール含む)、2位講演会(インターネット視聴)について診療科別で集計したところ、インターネットサイト(メール含む)で、耳鼻咽喉科86.5%、リハビリテーション科82.8%、脳神経外科80.2%、講演会(インターネット視聴)では、皮膚科42.6%、血液内科38.2%、呼吸器内科35.2%の順で高い結果が得られました。
- ※ 診療科別の詳細はDL資料をご覧ください。
最終確認のために閲覧されるインターネットサイトは製薬企業サイト
処方行動を変える最終確認のために閲覧した情報入手先のうち、インターネットサイトの内訳では、MR未リーチ医師で1位製薬企業の医療関係者向けウェブサイト12.8%、2位m3.com(エムスリー) 11.8%、3位MedPeer(メドピア)9.3%でした。一方、MRリーチあり医師では1位m3.com(エムスリー)6.6%、2位製薬企業の医療関係者向けウェブサイト4.9%、3位MedPeer(メドピア) 3.4%でした。
診療科別で「製薬企業の医療関係者向けウェブサイト」を集計したところ、全診療科平均12.8%を上回っていたのは眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科/ペインクリニックなど17診療科でした。
同様に、「m3.com(エムスリー)」では乳腺外科/甲状腺外科、代謝・内分泌・糖尿病、腫瘍内科など16診療科で全診療科平均11.8%を上回っていました。
(利用率を求める際に、分母が1桁となる診療科は除外しています)
- ※ 診療科別の詳細はDL資料をご覧ください。
MR未リーチ医師は、処方変更時に製薬企業のサイトを参考にしている:ラボ編集部からのコメント
本調査で、MR未リーチ医師が処方行動を変える際の最終確認先として「製薬企業の医療関係者向けウェブサイトを参考にする」と回答した割合は12.8%であることが明らかになりました。僅差ではありますが各3rd Partyをおさえ1位でした。
MRリーチあり医師の参考にするチャネルでも、「m3.com(エムスリー)」(6.6%)、「製薬企業の医療関係者向けウェブサイト」(4.9%)と1位と2位で大きな差は認められず、医師は「製薬企業の医療関係者向けウェブサイト」を処方行動を変える際に参考にしていることが分かりました。
今後、医師がAIを活用するケース、また、製薬企業がAIを活用して情報提供を行っていくケースが広がり、デジタルを活用した情報提供活動は大きく変化していくと予想されます。
激しく変化する環境の中で限られたリソースで効果的な情報提供を行うためには、ターゲット医師の行動パターンを掴み情報提供チャネルの選択と集中を行う必要があります。DM白書では、医師の情報収集活動を定点的にレポートしていますので、ぜひ参考にしてください。
出典
DM白書2025年秋号
調査期間:2025年7月15日~7月28日
調査方法:インターネット
有効サンプル数:医師5,145名
